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丸い地球の中で角が目立つ人の胸
知らないことがあるから楽しいんだろう
丸い地球の中で本音が曇る人の胸
解らないことがあるから優しいんだろう

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よかったらタイトル付けてください。

「もしもーし」
「もしもし、何?」
「今、ベランダ出られる?」
「出られるけど、何?」
「いーから、いーから」

「出たけど、」
「あ、空見える?」
「見える、けどさっきまで雨降ってたし、メッチャ曇ってるよ?」
「うん」
「え、これで終わり?ならちょっと寒いし、もう家ン中入るけど、」
「あー、待ってよ、何か感じないかね!?何かこう,,,」
「おやすみ。」
「ちょっと待ってって、」
「,,,。」

「あー、君には分かんないかぁ,,,。重なってる雲の奥で光る星を想像するのがいいんじゃん。だってさ、見えないってことは何もない、つまり、何でもできるってことでしょ、それで君と宇宙を創れたらなって、フフッ、何一人で喋ってんだろ」

そう言って空を仰いだ君に、この夜空のような闇が訪れぬようにと私は、強く願った。

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怖い

電気が消された部屋で闇を掴んでみるけど、当たり前に両手は重力に従う。
暗闇に慣れてきた目で現実をみる前に、ピアノの上のぬいぐるみを鷲掴みにして抱き締めながらイスの上で丸くなる。
もしかしたらっていう意味も根拠もない願望を胸に目を薄くあけて後悔する。
 
扉もカーテンも閉めたのになだれこむ光。聞こえてくる両親の話し声。

怖かった。全部。お父さんが言ってる答えも、お母さんの罵声も。

不意に悪寒が走って、ぬいぐるみを抱き直す。机の上のタブレットを開く。瞳孔が縮んだ気がした。あてもなくYouTube を開いてみる。真っ先に推しの曲がおすすめされたけど、今はそういう気分でもない。
ため息もつけない、そんな気分だった。自分の息の音さえも怖かった。思いきって周辺を見渡してみても、あるのは食べ終わったお菓子の個包装と、隅が折れた教科書と、脱ぎ捨てたパーカー。
…隣に誰かいてほしいという自分の甘えた願望に吐き気がした。
そうだラジオを聴こうと携帯ラジオに手を伸ばすけど、遅れて今日は土曜だということを思い出す。
…世界全体から早く寝ろと言われているようだった。そばの羽毛布団に目を移す。

こんなに汚い部屋だったら布団も敷けないや。片付けるのも面倒だし。
仕方ない仕方ないと自分に言い訳をしながら、床の上で布団にくるまる。
…いくら床がカーペットでもさすがに布団には劣るなぁ…。
急いで枕をとって頭に敷く。
…眠い。誘われるようにして目を閉じる。
夜が脳を溶かしていった。





初めてこういうもの書いたので、読みづらかったり意味不明だったり不快だったりすると思います…
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