特技と弱点は隠しておけ。
切り札は最後までとっておくものだ。
奥の手はその後ろに伏せておくものだ。
それも使い果たしたなら、
こっちにはまだまだ大逆転の秘策があるんだぜ、ってな具合にニタッと笑ってハッタリかませ。
「自分のせいで友達を傷つけた」
ハリネズミのジレンマ、誰もがその針を持っている。
「自分がいるからこの揉め事は終わらない」
自分の存在価値を見つけるために安易な場所に答えを求める。
「自分は他人に迷惑をかけているだけの存在」
他人のせいにすること、他人を攻める方が自分が痛いことを知っている。
技術の進歩は離れた世界を繋げ、近づく手段を人間から切り離した。ゆえに人間の心はどんどんと閉ざされ自分だけが心地よい世界になるように他人で埋め合わせようとした。
誰もが他人を恐れ、誰もが他人を欲した。
「僕はここにいてもいい?」
わかってほしい欲望
向かいあって話そう
わかりあえない切望
たまには笑いあおう
わかってあげる熱望
伝えたいありがとう
全て壁にぶつけて候
夕焼けに鳴くカラスの瞳は何色か
アスファルトが夕立に濡れて輝いた
そこから這い出した雑草は歓喜しているか
鯨の瞳に叡智が滲んでいるのは
深海の静謐を知っているからか
或いは人類の愚かさを眺めているからか
食べて飲んで生きて死んで
美しい世界だ
僕たちは生きているのか
では 生きているとはなんだ
僕たちは人間か
では 人間とは何だ
稲妻が海面を穿って
この惑星は いかにも生命だ
宇宙の空白に ほんのひとかけの涙を投げて
それを海だと言い張った
正解はない
従って疑問を抱くことだけは自由だ
愛しているよ
愛しているよ
何もかも たかだか人類の頭の中だけでのこと
砂浜から抜け出したウミガメの幼生
旅に出ようぜ
人類が皆、諦めたとしたなら
僕たちは皆、新人類さ
旅に出ようぜ
世界は実は僕たちのものだ
世界は実は僕たちのものだ
僕の人生が僕のものであるように
目を開けて見れば良い。
世界から見れば君なんて塵も同然だよ。
君一人の一挙手一投足なんかで世界は動かない。
だから、何をしたって構わないじゃない。
法律の範囲でね。
かおが熱い
ちっとも冷めない
よこに座ってるみたいで
ふわふわ足がちゃんとしない
のどから手がでるほど
しん音が左右で交互に鳴るように
ちゅーしてもいいですか?
ほっぺでいいんですが
こころの熱をさましてあげる
倒れ込む
目を瞑る
今日は重労動
脳は掠れた
なかで君を視る
君じゃない
君がいる
見た目表情
全部ちがうのに
君だった
それでも赤だけはっきりみつけた
幻
実
な
ら
ば
、
時計の音が 僕の人生の 閉店時間を告げにくる
振り返ってみれば 楽しかったのかな、
[解説]
時計の音=命が終わるまでのカウントダウン
昨日の詩の前奏部分です。
主人公はこれまでの日々を振り返っていて、辛いことも泣けることもあったけど、それさえも「楽しい日々」だったとまとめています。
「先生っ!!久しぶり!!」
『まだテスト週間だぞ〜。』
先生を見つけていつも通りに話しかけると、先生はムスッとそう一言呟いた。
「あっ、怒ってる??ずっと話さなかったから(笑)。」
『別に。』
「ごめんって(笑)。明日はテスト最終日でしょ?しかもうちのクラスは明日1科目だから、ご飯一緒に食べたいな〜と思って。どう?」
私は先生の顔を覗き込む。
『いいよ。』
先生は目を少しズラすと、恥ずかしそうにそう言った。
「じゃあ、決定!!アルはテストの採点してるらしいから、二人の秘密ね(笑)?」
『テストが終わったらまた3人で話そう。』
「そうだね〜、久しぶりに先生の魔法も見たいわ〜(笑)。」
『テスト終わったらな?補習とかかかるんじゃないぞ?』
「たぶん大丈夫!!ほら、ご飯食べに行こっ!」
私は先生の手を引くと、売店に向かった。
「アル、大変そうだからパンくらい持っていってあげよっか?」
『あぁ、君のオススメでも持って行ってやろう。』
私と先生は食べたいものを買うと、アルの部屋に差し入れを持って行った。
その後、明日のテストは英語だったので、英語を教えてもらいながら先生の横顔を眺めていた。
夕方の暮れをただただ眺める
夕日を見たらただただ和む
焦った時にはただただ嘘つく
嘘をついたらただただ悔む
新作の映画をただただ観てる
映画終えたらただただ浸る
ラジオつけてただただ声聴く
声を聴いたらただただ眠る