「先生っ!!久しぶり!!」
『まだテスト週間だぞ〜。』
先生を見つけていつも通りに話しかけると、先生はムスッとそう一言呟いた。
「あっ、怒ってる??ずっと話さなかったから(笑)。」
『別に。』
「ごめんって(笑)。明日はテスト最終日でしょ?しかもうちのクラスは明日1科目だから、ご飯一緒に食べたいな〜と思って。どう?」
私は先生の顔を覗き込む。
『いいよ。』
先生は目を少しズラすと、恥ずかしそうにそう言った。
「じゃあ、決定!!アルはテストの採点してるらしいから、二人の秘密ね(笑)?」
『テストが終わったらまた3人で話そう。』
「そうだね〜、久しぶりに先生の魔法も見たいわ〜(笑)。」
『テスト終わったらな?補習とかかかるんじゃないぞ?』
「たぶん大丈夫!!ほら、ご飯食べに行こっ!」
私は先生の手を引くと、売店に向かった。
「アル、大変そうだからパンくらい持っていってあげよっか?」
『あぁ、君のオススメでも持って行ってやろう。』
私と先生は食べたいものを買うと、アルの部屋に差し入れを持って行った。
その後、明日のテストは英語だったので、英語を教えてもらいながら先生の横顔を眺めていた。
夕方の暮れをただただ眺める
夕日を見たらただただ和む
焦った時にはただただ嘘つく
嘘をついたらただただ悔む
新作の映画をただただ観てる
映画終えたらただただ浸る
ラジオつけてただただ声聴く
声を聴いたらただただ眠る