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公開収録

『やぁ、そこのお嬢さん。ラジオネームはなんていうんだい??』
「私ですか??」
『そうだよ、そこのお嬢さん。』
「秘密って言ったらどうします??」
『意地悪はしないでおくれよ、お嬢さん。』
「あなたは私のラジオネーム、もう呼んでますよ(笑)。」
『あら、お嬢さんでしたか?』
「嘘です(笑)。」
『意地悪はしないでおくれよ(笑)。』
「私はあなたのその笑顔が好きですよ(笑)。」

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電波塔

帰巣本能狂う空
約束をわすれたツバメは
訳もなく泣いている
誰も救われない物語で
ひっそりと迎えるエンドロール
ツギハギの怪物は岬へと帰る
何かを待ってる錆びた塔
二つの名前を削った跡

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真夏日

夏は嫌い(だった)

早く秋が来ればいいのに(来ないでくれ)

セミも人もニュースも全部うるさい(と思ってた)

深緑は日差しを吸収するどころか照り返すばかり(眩しかった)

(でも君が夏の魔法でも使ったのかな)

2人で初めて話したあの木陰

文化祭準備の邪魔をするセミ

夏の彩りを好きだと思ってしまった。

君のことを好きだと言ってしまった。

この夏はもう戻らない

せめて終わるな、この『暑さ』

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世界

今、私が欠伸をした
きっと遠くの国の誰かも
一緒に欠伸をしていて
私の欠伸は近くの親に移った
そしてきっと、
誰かの欠伸も近くの誰かに移る

そもそも私の欠伸は
近くの弟から移された
誰かの欠伸も
近くの誰かから来たんだろうなぁ
そうしてだんだん、
ふわぁの輪が広がる

世界のどこかの誰かと、
一緒に欠伸をするんだ。

ふわぁ( ̄□ ̄;)

もし、あなたが一人だと感じて
泣いてしまう時があっても
世界のどこかで誰かが
同じように泣いているから
その人と一緒に泣けばいい。

( ・ω・)側にいるよ(._.)

一人じゃないから、
こんなに世界は面白いんだな。