夏は嫌い(だった) 早く秋が来ればいいのに(来ないでくれ) セミも人もニュースも全部うるさい(と思ってた) 深緑は日差しを吸収するどころか照り返すばかり(眩しかった) (でも君が夏の魔法でも使ったのかな) 2人で初めて話したあの木陰 文化祭準備の邪魔をするセミ 夏の彩りを好きだと思ってしまった。 君のことを好きだと言ってしまった。 この夏はもう戻らない せめて終わるな、この『暑さ』