視線の先には一つの花
色は明るい、匂いはしない、でも何か汚い
僕は進み、花との距離はどんどん縮む
色はもっと明るい、匂いはしない、やっぱ汚い
僕は進み、花との距離は目と鼻の先にまで近づいた
すると、僕の目の前はどうだろう
色は先程と比べるととても色鮮やかで
匂いはとても甘い香りがして
周りには蝶々が2匹ヒラヒラと飛んでいた
そこには僕が思ってもいなかった景色が広がっていた
遠くから見ただけでは分からない事は沢山ある
ましてや一目見ただけでは分からない事はもっとある
世の中そんなもんである
僕はしばらく目の前の景色に浸った
恋した君の心
乞い受けれる様に乞ふ
君の故意の心を解したことにしておこう
希うのも私の故意よ
古意に濃い念いを馳せる
今は馳せていく
心に私馳せるように
恋する私のウラは捲ってね
君は虎威じゃないよ
雨乞いしたことにしてね
小慣れたの臨機
悋気は不可避
深緋の瞳
人身で恋する我らそうよ
紆余の路まだ未知でしかないの
貴方だって見えないでしょう?
貴方が知ってるのはなかのくらくら
さあさあ君で愁えていいから
だから慰っていいよ
ねえ、私のこと好き?
……私も大好き。
ねえ、私のこと好き?
……私も大好き。
ねえ、私のこと好き?
……私も大好き。
ねえ
無視しないでよ
いつも無視するよね
もっと知りたい
もっと知ってほしい
あなたのことが好きすぎておかしくなるの
馬鹿な私でもわかるよ
あなたに絶対に会えない
この思いは伝わらない
推し
尊い
頬をひっぱたかれたときと
全身を包み込まれたときの
温度と、強度がおんなじで
どうすればいいか解らない
ちからに隠された本当の力
どちらがニセモノなのかを
教えてくれよ伝えてくれよ
過度な期待はしたくないの
惚れちゃえば終わり
貴方のタネも仕掛けもないmagicに振り回される
つまりは宿命
背中も真っ直ぐ観ていられそう
もう全部大好きでしょうがないんだって
それしかなくて悩めるわ
私が貴方に魔法をかけられたらよかったのにね
全部大好きでしょうがなくさせるのに
人間の本性は極限状態に初めて分かるのだそう
いくら着飾ったって体型はごまかせないように
長年培った劣等感はどんな成績にだって隠せない
いつか担任が言ってた
「1度頑張った経験は一生モノになる」
多分この『頑張る』は向き合うことだ
極限状態で見る自分から逃げないこと
たとえそれが鬼でも小動物でも
きっとその先にその人生に答えが出る
と信じて…
あの山の向こうに沈んだ
赤い太陽を追い求めて、
カラスは遠くへ去って行く。
紫色と桃色の薄い雲は、
カラスが空に残した羽根の様で、
掴めそうな位、そこにあった。