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魔王様、転生して勇者始めます No11

私の狼が。。。エリンギになってしまった・・・。
変更も出来ないし…この子は一生エリンギとして生きるのか…(泣)
「バウッ!(嬉)」でも喜んでるみたいだしなぁ。
まあ本人(本狼か?)が気に入っているなら良いか・・・。
あ、サミルが死にかけてる。私のゴッドブローもろに喰らったからな。
ほら私ステータス化け物だし。
じゃなくて!私回復魔法使えないよ!?ど、如何すりゃ良いの?
「ヒールッ!」あ、君回復魔法使えるのね(´・ω・`)
ここは是非とも我がパーティーに・・・
「私をこのパーティーに入れてください!」
おお、願ったり叶ったりの展開。勿論おけ。
パーティーに一応ヒーラーのマユカが加わった。
なんやかんやで朝がきた。現在パーティーは4人(いや3人と一匹か?)
でもまだこれじゃ魔王は倒せないよね~。
それにしても、エリンギが、可愛い。
寝る時も隣に来るし、後ろ着いてくるし・・・。もう、かわいいです!
ちょっと鑑定させていただきます。
《狼 名前エリンギ  攻撃7638 防御6450 速度14350
魔力1200 HP24000 スキル「HP自動回復」「俊足」「遠吠え」》
強っ⁉いや私と比べりゃアレだけど、狼としては異常なほど強いよ⁉
スキル持ちだしね。ちょっとスキルも見せて・・・ね?
《俊足 一時的に速さを5倍にする。》    は?
《遠吠え 群れを呼び出す》    はい?
チートじゃん⁉群れを呼ぶ?つっっっっっっよ!
ゆ、優秀かよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!

                To be continue…
                

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明日から逃げろ!

はぁ、はぁ。
どこまで行けばいいのだろう。
明日から逃げるには。
もうどれだけ走ったか分からない。
とにかくとにかく明日が怖いから、明日が来るのが嫌だから、逃げてきた。
私は明日が見える。
おばけよりも怖い顔で襲ってくるようにやってくるのだ。
今日こそは逃げ切ってやる。
私は再び足を動かした。

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思い出しているだけ

かつて僕の母親だったヒトは
納豆がとても好きだった
あのヒトのことなんて、それくらいしか覚えていないけど
それしか覚えていないからこそ、僕は納豆を大切に食べる
別にあのヒトが嫌いってわけじゃないけど
今の母親があのヒトを嫌っているから
なんとなく
そう呼ぶようになってしまった

2

ソラミミ

知らない街から名前を呼ばれ、ふと振り返る。
でも、「聞こえない、聞こえない」と耳を塞ぎ意識を虹の端へ。
そこでは文字と花びらがダンスし、水は形を変えながらいろんな物と融合していく。
音は自由に飛び跳ね、色は空に散らかる。
もちろんここには僕ひとり。
居心地が良くて、ずっとここにいたい。
でも、僕を目覚まし時計のよう。
返事をしなきゃ、静かにならない。
「また戻ってくるからね。」

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無題

マグカップの底に溜まった砂糖
溶け切りたそうに艶めいている

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人生

人生って
「死」までのカウントダウンってより
「私」はちゃんと生きているし、生きていくんだよ
って証明するなーーーーーーーーっがい時間なのかも

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空々

今日は買い物の誘いに乗ってみる
縋った裏は君さがし
占いの予感は君に会えたから
信じてみたのにくらくらがとまんない
いっそのこと
ぼーっとしてるうちに君にあえたらいいのに

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致死量たぷたぷ

水面に浮かぶ月を両手で掬って
ちいさな瓶にそっと閉じ込める
睫毛の重みの分だけ星を数えて
遠慮がちにひとつまみだけ貰う
わたしはひとりぼっちじゃない
ここで待っていれば迎えが来る
予定は未定でも確定事項だから
きっとそれがどんなに辛くても