はぁ、はぁ。 どこまで行けばいいのだろう。 明日から逃げるには。 もうどれだけ走ったか分からない。 とにかくとにかく明日が怖いから、明日が来るのが嫌だから、逃げてきた。 私は明日が見える。 おばけよりも怖い顔で襲ってくるようにやってくるのだ。 今日こそは逃げ切ってやる。 私は再び足を動かした。