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るぁるぁ

個性出してかなきゃって
君の前でふざけてみる

嘘。
わざと。

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人の気持ちなんて…

よく親は親の心子知らずなんて言う

じゃぁ逆に親は子供の心がわかるのか?

いや全くわかっちゃいない

勝手に決めつけてるだけ

結局人の心なんて誰もわかりやしないのだ

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本当は

私、ちゃんと君の声が聞きたくて
私、ちゃんと君と話がしたくて
なのにまた、やってしまったな
君はきっと私を嫌になったね
どうしてだろうね
君に向けての声が出ない

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不痛

すべてを欲しがれば
罵倒される世界
取捨選択で結局ぜんぶ腐ってく
夢が叶う日の練習をする
表彰台の言葉を黙読する
親でも友達でもない
風呂場の鏡が一番わたしを知っている
画面の向こうにご機嫌とって
なれるかわからない大人に助走する
慟哭も素通りの街角で
肩が触れないように
今日もふつうを演じてる

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窓を開けたら
風が入ってきた。

静かな17:00の街

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長袖

「暑いぃーーー」
『おい長袖w早く衣替えしろって』
「だってあそこ(教室)寒いやん!クーラー20℃とか凍る」
『死にはせん!長袖!見てる方が暑いわw半袖あるだろ家に』
「あるけどさ、無理無理w」

蝉の声がこだまする。
二人だけの通学路。

『でもよく考えたらさ』
「なに?」
『お前の席、クーラー直に当たるもんな』
「あ…うん」
『風邪引くなよ。別に長袖でも良いと思うし』
「…!?」
『んじゃ俺こっちだから』
「あ、ありがとっ!」
『うーっす』

暑い。暑いんだけど。
長袖で良かったって思った。
顔が火照って、心臓がバクバクして。
君の後ろ姿に胸がきゅんって痛んだ。

誰に何言われたって。
君が認めてくれた長袖を。
卒業まで着てやろうじゃないの。

ね、良いよね。

みーんみんみんみんみん
みーんみんみんみんみん

蝉も賛成って言った気がした。

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放物線

行かないで
行かないで
近くにいる貴女に
まだ何もできていないから
この世界線上では
交わってもいいじゃないの
届かぬまま
届かぬまま
また同じ朝がくる