表示件数
0

ラムネのような恋のおはなし

ひとつラムネを口に入れ
それは恋の味がした
甘くてときどき酸っぱくて

君との恋はラムネのようだ

いつしかラムネは小さくなって
溶けてなくなってしまったよ
口に残るのは甘い余韻で

君との恋はラムネのようだ

0

うけいれて

弾けないピアノに指のせる
あ~きみが~好きなんだ~
即興の歌詞添えだだだーん
無意味に成長したわたしは
幼さを捨てきれずに生きる
そんな自身のことを初めて
好きだと思えた九月の純粋

0

人を買うのは人

人を売るのも人

0

なんにもなくない

ねぇ。

今はなんにもなくないよ。

だってあなたがいるから。

ねぇ。

あなたがいなくなる、

その時まで、笑っていてね。





ずっと、笑わせてね。

0

相違

会話の地震
目の奥に保冷剤
知らないうちに投げ込まれたが
あの子たちの嫌いなところは
きっと私のいちばん大切なものだ

2

線、線、線

こころにあなたばかりいること、
てのひらにあらわれていたらどうしよう。

0

もーちょっと、

もーちょっと、
理想の自分になれたなら

どれだけ生きやすいんだろう
この気持ちを伝えやすいんだろう

0

ねぇ…

ねぇ…
私が
好きだよ
って
言ったら
好きだよ
って
言ってくれる?

『うん』

じゃあ
言うよ…

0

いとおしい。

似合ってるだとか
そういうものに縁がなくて
違いなんて分からなくても
君が素敵なことわかってよかったわ

0

未来へ

あの時ああしていれば、こうしていれば…
違う未来が待っていたんじゃないかって
自分を責めて
後悔ばかりしてしまう

だけど
もう変えられない過去や
どうしようもない今ならば
現実と向き合って
もがきながら、抗いながら
前に進むしかない

その先に光ある未来と
今より輝く自分の姿があると信じて。