ひとつラムネを口に入れ
それは恋の味がした
甘くてときどき酸っぱくて
君との恋はラムネのようだ
いつしかラムネは小さくなって
溶けてなくなってしまったよ
口に残るのは甘い余韻で
君との恋はラムネのようだ
弾けないピアノに指のせる
あ~きみが~好きなんだ~
即興の歌詞添えだだだーん
無意味に成長したわたしは
幼さを捨てきれずに生きる
そんな自身のことを初めて
好きだと思えた九月の純粋
ねぇ。
今はなんにもなくないよ。
だってあなたがいるから。
ねぇ。
あなたがいなくなる、
その時まで、笑っていてね。
ずっと、笑わせてね。
会話の地震
目の奥に保冷剤
知らないうちに投げ込まれたが
あの子たちの嫌いなところは
きっと私のいちばん大切なものだ
こころにあなたばかりいること、
てのひらにあらわれていたらどうしよう。
もーちょっと、
理想の自分になれたなら
どれだけ生きやすいんだろう
この気持ちを伝えやすいんだろう
ねぇ…
私が
好きだよ
って
言ったら
好きだよ
って
言ってくれる?
『うん』
じゃあ
言うよ…
似合ってるだとか
そういうものに縁がなくて
違いなんて分からなくても
君が素敵なことわかってよかったわ
あの時ああしていれば、こうしていれば…
違う未来が待っていたんじゃないかって
自分を責めて
後悔ばかりしてしまう
だけど
もう変えられない過去や
どうしようもない今ならば
現実と向き合って
もがきながら、抗いながら
前に進むしかない
その先に光ある未来と
今より輝く自分の姿があると信じて。