表示件数
0

 

君に逢いたくて届かない星に一所懸命に背伸びした。

0

「あ、知ってるよ」

それは
私がいちばん赤いストローをさしてあげたいのは
貴方だって言ったら
ばれちゃうってこと。

0

星と恋

君の目を見ていたから、流れ星を見逃した。
君の目に映る、僕以外の誰かがいることに気づいた。
それでも、君の目を見てしまうのは、君に恋したからだよ。

0

運命

運命なんて簡単で便利な言葉。

君と私が別れるのも運命とか。
あいつと私が出逢うのも運命とか。
簡単で便利すぎる言葉に惑わされて
それが運命と解釈する。

運命なんて便利な言葉で片付ける。

きっとこの世界には、
たくさんの都合の良い言葉がある。

別れるときも
出逢うときも
簡単で便利な言葉を並べないで。

別れるのも運命なんて悲しいから。
運命なんて言葉で片付けないで。

0

splitting of the breast

僕は臆病者だ
だから逃げた…

人は直接他人を支えることはできない
どんなに心から支えているつもりでも
結局は間接的なものしかない
体を通して…
声を通して…
言葉を通して…

だから僕は言葉に逃げた
言葉をそこに止めおいて
人の闇に壁を作ろうとした

いつしか壁は自分を包囲する
でも守ってなんかない
自分をここに縛り付けるだけ…
でもそれでいい…
傷つくこと…傷つけること…
どれも怖いから…

前に進むことは…
自分の過去の言葉を否定すること…

ぬか喜びと自己嫌悪を重ねて
初めて人は前に進む…
今の自分が絶対じゃない
まして言葉の壁なんて脆弱だよ…

壁が壊れるのが怖いなら…
壁を作るためにここから逃げなさい…
自分を守る強固な壁を…