長く助走をとったほうがより遠くに飛べるって聞いた
それは
私がいちばん赤いストローをさしてあげたいのは
貴方だって言ったら
ばれちゃうってこと。
君の目を見ていたから、流れ星を見逃した。
君の目に映る、僕以外の誰かがいることに気づいた。
それでも、君の目を見てしまうのは、君に恋したからだよ。
運命なんて簡単で便利な言葉。
君と私が別れるのも運命とか。
あいつと私が出逢うのも運命とか。
簡単で便利すぎる言葉に惑わされて
それが運命と解釈する。
運命なんて便利な言葉で片付ける。
きっとこの世界には、
たくさんの都合の良い言葉がある。
別れるときも
出逢うときも
簡単で便利な言葉を並べないで。
別れるのも運命なんて悲しいから。
運命なんて言葉で片付けないで。
僕は臆病者だ
だから逃げた…
人は直接他人を支えることはできない
どんなに心から支えているつもりでも
結局は間接的なものしかない
体を通して…
声を通して…
言葉を通して…
だから僕は言葉に逃げた
言葉をそこに止めおいて
人の闇に壁を作ろうとした
いつしか壁は自分を包囲する
でも守ってなんかない
自分をここに縛り付けるだけ…
でもそれでいい…
傷つくこと…傷つけること…
どれも怖いから…
前に進むことは…
自分の過去の言葉を否定すること…
ぬか喜びと自己嫌悪を重ねて
初めて人は前に進む…
今の自分が絶対じゃない
まして言葉の壁なんて脆弱だよ…
壁が壊れるのが怖いなら…
壁を作るためにここから逃げなさい…
自分を守る強固な壁を…