今日は中秋の名月、
俗に言う十五夜お月さんってやつだそうだ。
しかも満月、
中秋の名月で満月は8年ぶりとか
これも小さな奇跡
幸い雲も薄くよく見える
これもまた小さな奇跡
きっと君の家からも見えてるかな
同じ空の下にいるって言ってもいいかな?
だって満月じゃ
『月が綺麗ですね』
なんて言えないからさ
まんまるお月さまをはんぶんこして
僕と君とで分けっこしよう
ふわふわとろーり蜂蜜色
バターをたっぷり塗れば
あまあまふくふく
幸せが口いっぱいに広がるよ
貴方の思い出の1ページになりたい。
そう思う私はおかしいですか?
きっと叶いっこない。
それでも私は
貴方の大切な思い出の1ページになりたい。
月明かりに照らされて
君は寂しそうに笑うんだ
その笑顔があんまり切なくて
僕は泣きそうになった
君みたいな液体を入れて
灯りを眺めに出かけてみたような気がするが
常套句の遠回しな準備でしょう?
朦朧とした頃にでも
気付いてもらうから
逃げた先は人の視線を感じずにいられる場所
安心していられる場所
でもずっといられるわけではない
平和な日々なんて保証されていないんだ
それでも毎日毎日必死に生きている意味は何なんだろう
あの頃のように君が笑いかけてくれたら
あの人も見てるのかな…。
あの人も、見てるだろうな…笑
だってあの人はすごいロマンチストだから。笑
私も、ロマンチストなんだよね。
帰り道 ひとり歩く
君の背に黄昏空がもたれる
「いらない」と呟いた あの時の太陽と月が
今日は君のために出てきて沈んだ
路地裏夕焼けにあの料理の匂いがしている
こころは温度を感じるところ
ほら、もう一番星は見えるかい?
青い青い空を見上げた
夏の凶暴さが消えた空の青
雲ひとつなくて
今日は月が綺麗だろうなって思ったんだ
空は広かった
対して僕は
小さい小さい
呑み込まれたかった
虚しくなった
心に穴があいている
穴を通して青が見える
空には何もないから「空っぽ」って書くんだろうな
空っぽの心は全く空に似ていない
お子様ランチを頬張る僕をコーヒーだけ飲んで待つ親父に申し訳ない思いをしていた。
今は、その、コーヒーが美味い。