あなたのステメ
「〇〇しか勝たん!」
ずっとこれ。
なんで?
なんでずっとその人なの??
〇〇先輩、世界一幸せ者だね。
やだ
はやくそこ代わってよ!!!
私はもう、〇〇先輩が夢に出るくらい、
嫉妬しちゃってるよ…?
私はそこに行けないから、
分かってるから、
余計辛いんだよね。
〇〇先輩に会ったこともないのに、
もう、嫌いになってる。
やっぱりステメは変わらない。
やだ。やだ。
せめて
芸能人にしてくれたら、よかったのに。
貴方からの言葉を待っている
会話ではないが
きっと新しい貴方だから
それも嬉しいなぁ
誰だって主人公になれる
どう戦うのかも自由だし
どんなキャラクターにでもなれる
負けてしまっても、何度でも戦うことができる
生きていくのも、ゲームと同じだったらいいのに
朦朧な夜に思った諦めに限って
次の日の君がぶち壊す
誰が何を知っていて
誰が何を変えられるかなんて知らないが
この子さえ朦朧としているのか
なにもかもわからなくなるようなもの
まんまるだったはずの恋心が欠けていく。
まるで月のように。
でも月は本当はまんまるなの。
私の心と違って。
佐藤がタイムマシンに乗って、昔の自分の両親に会いに行ったらしい。
未来が変わる危険もあるのに大丈夫かな、鈴木、、
証明できない感情で
少しだけ感傷的になった
言葉に表せたら
この苦しさも少しは楽になるのかな
終わりに近いコリウスは
じっと私を見て
燃え尽きた私は
そっぽ向いた
まだ暑さが残る秋の夕暮れに
冷たい風が凍む
「私…実は、鳥なんです!」
そう言って私は鳥の姿になっていく。羽が生え、くちばしが出る。
「ええ!?」
クラスのみんなが驚いた顔をする。そりゃそうだ。
「私も!」
「え?」
「俺も!」
「僕も!」
「ええ!?」
私はさっきクラスメイトが出した声を同じように出した。すると、私の目に映っている景色がみるみるうちに変わっていき、鳥になった。
「あの~先生も」
と言って、先生も鳥になった。
「みんな鳥?」
「そう、だね」
クラスは戸惑いなのか嬉しさなのかよく分からない表情で見渡し合う。
そうして「鳥の教室」はできあがった。
あなたはきっと、色んなことを知っている。
人に好いてもらえる言葉とか、ロマンチックなシチュエーションとか。
でも、そんなあなたとずっと一緒にいられるとは思ってない。
あなたは、もっと違うしあわせを探すでしょう?
私じゃ足りないでしょう?
雲の高さも、空の青さも、星の煌めきも、私は知っているのに。
あなたは、もっと違うものを探しに、いつかどこかに行ってしまうの?
思ったよりはやかった。
いや、これでも頑張った。
受け止めるのが、
だんだん
苦しい。
続けるって、
難しい。
それならいっそ関係を———
そうしたら、
誰とも関われないじゃないか。
でもさ、
ちょっと疲れた。