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夢日記

いつかいつか本当になればいいな
願いと祈りとほんのちょっぴり涙を添えて
にじいろ鉛筆でくるくる
描いて笑った夢日記

いつか、きっと、叶うかな

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夢日記

いつかいつか本当になればいいな
願いと祈りとほんのちょっぴり涙を添えて
にじいろ鉛筆でくるくる
描いて笑った夢日記

いつか、きっと、叶うかな

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おやすみ

いらない言葉ばかり投げてくる世界で
死ぬほど欲しかった言葉をくれた人を
好きになるのは案外当たり前のことで。

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夢は夢のままで

私の正体も君の正体もぼやかして
今日も私たちは語り合ってしまったから
これはきっと正夢になんかならないんだろな

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夢をみていた 3

「何してるの?」
 その声を聴いて少女は、中性的な人だなと思った。
 表現上、三人称は彼、としておこう。
 彼の高いとも低いともいえるその声は、ラムネ瓶に入ったビー玉のような透明感があった。
「……ぼーっとしてた」

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夢をみていた 2

 少女はまず、綺麗な顔立ちの人だな、と思った。
 指通りの良さそうなさらりとした髪質は、目視でも分かる。
 真意の色を見せないその瞳が、嫌に少女を引き込んだ。
 だから、言葉を返してしまったのである。
「こんにちは」

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いたちごっこ。

私が貴方を願うのは
言葉を受け取るためでも
頭を撫でられるためでもないのかもしれない
私が欲すのは愛だけなのかもしれない
心のない頬擦りなんて悲しいだけでしょ
でもね
私が貴方からの愛を欲すのは
優しい眼差しで撫でて欲しいからなのよ
鼬の真似事から逃げるには
無理矢理断ち切ることだけだ
どうか、言葉が零れますように

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夢のあと、

いつもこの街。
君はいない。
現実との乖離が、
僕の朝を震わせる。

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きっと。

『メンタルが弱いから』
なんて言いながら
君はまた泣いた。

あの曲を聴く3分間だけ。

3分間が過ぎてしまえば
君は
何事もなかったかのように
また笑顔になる。

きっと
それは君が弱いからじゃない。
きっと
君が優しすぎるから。

きっと
優しい君なら大丈夫だろうと
大きな背中を見送る。
少しだけの心配と
少しだけの愛情で。

きっと
泣いた次の日には
大きな虹が架かっている。

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無意識下の心象風景

 まだ表層



  まだまだ奥へ




    もっと深くまで





                         こっちこっち!


       もうちょい左



                  届け、無意識からのメッセージ


            あとちょっと、掘り下げてみようか





         私の無意識を勝手に掘り返した貴方、1D4/1D10で正気    
         度ロールどうぞ

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高校三年生

こんなにも年齢にそぐわない恋をしてる
触れたいだとか独り占めしたいだとか
そういうのじゃなくて
ただ君の目に映ることが嬉しくて
好きで心がいっぱいになって
こんなにまっすぐで透明な恋
まだ間に合うなんて、と驚いた振りをしてる

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今日だけは明けぬ空

眠らなければ明日は来ない
静かな寝息を聞きながら
果てなき孤独の戦いは続く

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緋い魔女 Act 25

随分色んな人達の元に行ったのよね…、とグレートヒェンは目を細める。
「著名な魔術師や有力貴族の屋敷、流石に王族に会ったことはないけど、招待されて国外へ行ったこともあった」
わざわざ家に押し掛ける人もいた、とグレートヒェンは笑う。
「でもこんなのは序の口だったわ」
だんだん私そのものを欲しいと言う人も現れてね…、とグレートヒェンは苦笑する。
ナツィは思わずまさか、と呟いた。
グレートヒェンはにやっと笑って、そのまさかよ、と返した。
「自分の専属魔術師にしたい、って人もいたけど、大概は私を自らの一族の一員にしたい、って言う人が殆どだった」
そう言って、グレートヒェンは真顔に戻る。
「平民の出とは言え魔術に関しては非常に優秀だから、一族に優秀な血を加えたいとか、一族に箔を付けたいって言う人達がかなりいたの」
でも皆断ったわ、とグレートヒェンは淡々と言った。
「私が幼過ぎたってのもあるし、両親にその気がなかったというのもあったし」
だけどね…とグレートヒェンは呆れたように続ける。
「殆どの人は、断られても粘り続けてたわ」
大金を積むなり、権益をちらつかせるなり、とグレートヒェンは付け足した。