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夢をみていた 7話

 はじめましてと分かっていて声をかけるとは、とんだ不審者である。
 そうわかってはいても、少女は助けを乞う以前に、何もかもが嫌になってしまっていたのだ。
 だから、思いの外笑う彼に尋ねる。
「誰を探しているの?」

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ふらり

躓いたって
どうしても起き上がれてしまうもの
そうしつづけてきてるのになぁ
どうしようもないのに楽な貴方に
溺れ続けても息ができるのは

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流れ星

流れ星が流れるって聞いたから
君の名前を何度も心の中で叫びながら
夜空を見上げた。

お星さまはお願い事を叶えてくれる?
君の名前しか呼んでないから
お願い事なんてわからないかな。

きれいに軌跡を描く流れ星が5つ。
私の願い事を叶えて頂戴。

君の隣で
君の笑顔を見ていたい。

そんな恥ずかしいことは
心の中でも言わないのだけど。

本当はそんな事を思いながら
夜空を見上げていた。

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言えないこと

大好きな人がいて
とても大好きな人がいて
だけどこの想いは届かないんだ

私が好きって言っても
きっと困らせるだけなんだって
無駄だって思うほど辛く深く苦しくなる

私と貴方はねじれの位置にいるから
通り過ぎてまた様にならないね

メリーゴーランドみたいに
廻っても廻ってもゴールできないけど
不確かな公式に無理やり当てはめて
解を求めたくなってるこのところ

この自明的な計算過程の中
想いだけが募っている

今日も君を見たくて仕方なくなってる