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緋い魔女 Act 26

「それでも断り続けていたのだけど、懲りない人が多くてね…」
グレートヒェンは苦笑する。
「最終的に実力行使に出る人達が出たりしたわ」
あれは本当に酷かった…とグレートヒェンは天井を見上げる。
「脅迫状はまだしも、突然連れ去られそうになった時は流石に参ったわ」
私と間違えて女きょうだいが攫われかけたこともあったわね…とグレートヒェンは呟いた。
グレートヒェンがそう言い終えると、ナツィはふと尋ねた。
「それで…結局お前はどうなったんだ?」
今はそうでもないみたいだけど、とナツィは聞く。
グレートヒェンは目線をナツィの方に向けて答えた。
「私を巡る騒動に耐えかねた私の家族は…私を家族から引き離すことにしたわ」
つい4、5年前の話よ、とグレートヒェンは続ける。
「私は遠くに住む親の知り合いに預けられることになったの」
もちろん、私の家族は私を捨てたって訳じゃないからね、とグレートヒェンは付け足す。
「家族を離れて1人、私は遠い遠い所で暮らすことになったってだけ」
娘と自分達を守るために…ね、とグレートヒェンは微笑んだ。

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教えて欲しい
心の傷の治し方
聞きたくなくても聞こえてくる言葉
見たくなくても見えてくる文字
そんなものによってボロボロになる心
言いたいことはたくさんあるけど言えないんだよ
心に貼れる絆創膏ってありますか

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DESTINY

これはDESTINY?
それも曖昧に
落ちる堕ちる次元を超えて

嘘つきは本気の裏表
隠すのは傷つかないため
この想いはそっと引き出しに閉まっておこう
お互いにさ

もう一切合切そう金輪際
忘れかけの妄想の中に
溢れだして止まらないENDLESS
壊して請わして止めよう
環状線はとうに終わった
終点駅は空っぽのまま
解き明かしてよ
ねえ解かして欲しいよ
必要ないメロディさえも
鳴り止まなくてまた苦しくなる

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先生、質問です!

「クリスマスは誰と過ごすんですか??」

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あたジェネも告れば恋に落ちる

心が溢れるのは何時ぶりだろう
幼少の思い出をなぞる。


あの時の私じゃない。
今の私が、今ここにいて、
放り投げるから
恋心よ
当たって
砕けろ
突っ走れ
その先にある景色とやらを夢見て。
一皮剥けてやるから

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期待が行動を奪うから

気づかないうちに
歩幅が短くなって
君を待ってる
イヤホンを通り越して
君の声が耳に飛び込んでくる
期待なんてしてしまっている
君のせいなんだ

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泥水

この時間はすごく苦くて
それ自体は甘ったるくて
間を探すけど
混ざり合う瞬間でしか
意味を見出せない

誤魔化すために手を伸ばしたけど
中毒になるだけ
フィルターに通した苦い気持ちが
情けない音を立てて滴り落ちていった

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クビ

枕を新しく買った
誰にでも寝れるそれは
想像してたより高かった

間違えてるけど
寝違えたくなかっただけ
本当はどこでも寝られるくせに