「それでも断り続けていたのだけど、懲りない人が多くてね…」
グレートヒェンは苦笑する。
「最終的に実力行使に出る人達が出たりしたわ」
あれは本当に酷かった…とグレートヒェンは天井を見上げる。
「脅迫状はまだしも、突然連れ去られそうになった時は流石に参ったわ」
私と間違えて女きょうだいが攫われかけたこともあったわね…とグレートヒェンは呟いた。
グレートヒェンがそう言い終えると、ナツィはふと尋ねた。
「それで…結局お前はどうなったんだ?」
今はそうでもないみたいだけど、とナツィは聞く。
グレートヒェンは目線をナツィの方に向けて答えた。
「私を巡る騒動に耐えかねた私の家族は…私を家族から引き離すことにしたわ」
つい4、5年前の話よ、とグレートヒェンは続ける。
「私は遠くに住む親の知り合いに預けられることになったの」
もちろん、私の家族は私を捨てたって訳じゃないからね、とグレートヒェンは付け足す。
「家族を離れて1人、私は遠い遠い所で暮らすことになったってだけ」
娘と自分達を守るために…ね、とグレートヒェンは微笑んだ。
教えて欲しい
心の傷の治し方
聞きたくなくても聞こえてくる言葉
見たくなくても見えてくる文字
そんなものによってボロボロになる心
言いたいことはたくさんあるけど言えないんだよ
心に貼れる絆創膏ってありますか
これはDESTINY?
それも曖昧に
落ちる堕ちる次元を超えて
嘘つきは本気の裏表
隠すのは傷つかないため
この想いはそっと引き出しに閉まっておこう
お互いにさ
もう一切合切そう金輪際
忘れかけの妄想の中に
溢れだして止まらないENDLESS
壊して請わして止めよう
環状線はとうに終わった
終点駅は空っぽのまま
解き明かしてよ
ねえ解かして欲しいよ
必要ないメロディさえも
鳴り止まなくてまた苦しくなる
心が溢れるのは何時ぶりだろう
幼少の思い出をなぞる。
あの時の私じゃない。
今の私が、今ここにいて、
放り投げるから
恋心よ
当たって
砕けろ
突っ走れ
その先にある景色とやらを夢見て。
一皮剥けてやるから
気づかないうちに
歩幅が短くなって
君を待ってる
イヤホンを通り越して
君の声が耳に飛び込んでくる
期待なんてしてしまっている
君のせいなんだ
この時間はすごく苦くて
それ自体は甘ったるくて
間を探すけど
混ざり合う瞬間でしか
意味を見出せない
誤魔化すために手を伸ばしたけど
中毒になるだけ
フィルターに通した苦い気持ちが
情けない音を立てて滴り落ちていった
枕を新しく買った
誰にでも寝れるそれは
想像してたより高かった
間違えてるけど
寝違えたくなかっただけ
本当はどこでも寝られるくせに