a「僕はbが幸せなら幸せだよ」
b「cの幸せこそが私の幸せよ」
c「僕はdが、幸せでいてくれるのなら」
d「aが幸せならそれでいい」
a「僕の幸せとは僕が創るものなのか」
いつもの「おはよう」
いつもの「おやすみ」
いつもの「ただいま」
いつもの「おかえり」
いつもの食事いつもの睡眠
いつもの挨拶いつもの生活
言えない事を言いたい事を
今日は言わせて
「いつもありがとう」
実在しない男の子たちの、月を望む声につられて見上げた窓には、月などなくて。それでも、男の子たちがいる世界に私も行った気がした。
ああ、なんで忘れていたんだろう。そこには、満天の星が広がっていて、夜の匂いがして、自分なんてちっぽけで。願わくばその隣には、大切な君がいてほしい。
そうだ、世界はこんなにも美しい。
男の子たちは星空のベールを纏い、数分前へと消えていく。
この美しい世界を、私も作れたのなら、どんなにいいだろう。そう思いながら私は今日も、絶えず流れる川へと、一編の詩を垂らすのだった。
どうもTohofantasyと申します
まずは審査員の方々、誠にありがとうございました&お疲れさまでした
その上で僕の詩を三日月マカロンさんと*紫乃*さんのお2人に選んでいただいて誠に光栄です
せっかくの機会なのでどんなイメージの詩か書こうかなと思っていたんですが、読者による自由な解釈のために具体的なものは控えておきますね笑
あでも、*紫乃*さんの解釈は自分でも言語化しきれていなかったことまですっと腑に落ちるように書かれていて、読んでいてとても深いところまで感じてくださっているのだなぁとものすごく嬉しくなりました!
ところで、僕はショートポエムがとても好きです
ショートポエムって、短いじゃないですか
僕は短い文章の方が強く人の心に刺さる気がするし、余白があるだけ自由に解釈できると思うんですよね(長い詩を否定するわけではありません)
なので、これからもみなさんがショートポエムを書いてくださると僕が勝手に喜びます笑
これからもショートポエム(とTohofantasy)をよろしくおねがいします
改めて最後に、memento moriさんをはじめとした審査員の方々、なにより掲示版のみなさまに感謝をお伝え申し上げます
続きだよ。
なんだか言い訳に聞こえてしまうかもしれませんが念の為言っておきます。
今回の選手権、審査員のただの好みです。詩に貴賎なし。全てそれぞれ私個人としては(これもまた主観ですが)それぞれの魅力があると思いましたし、もちろんまだ洗練不十分な言葉もありましたが(上から目線でごめんね、私もまだまだなのに)、それゆえ見えてくる感情や、情景、思想、様々なものがありました。選手権なんぞなくとも、あなたの詩は何より素晴らしい。
ただ、最近はレスの送り合いもなんだかあまり見受けられず、自分の詩の感想を受け取る機会が少ないのでは、と思ったのです。もちろん他人の評価が全てではありませんが、自分以外の視点で自分の詩を見てもらうことは少なからず刺激になるでしょうし、何より嬉しいでしょう?(笑)
これを機に、もっと気軽に感想を送りあえるポエム掲示板にしていってほしいな、なんて先輩風を吹かせたりしてみます。私ももっと感想書きたいと思います。
夢を描いたあなたの短い、小さな詩が、あなたの、誰かの夢を花開かせることを祈って。
ご参加本当にありがとうございました。反響によっては第四回もやるかもね。
memento moriでした。ではまた。
総応募作品数39。想定を大幅に上回る参加数に私は歓喜してございます。
こんばんは皆さん、memento moriです。
3年前に私がほんの思いつきで始めたこのショートポエム選手権(もうそんな前なんだね……)、再び開催することが出来たことを本当に嬉しく思っています。
さてさて、前置きもそこそこに、今回のテーマについてお話していきたいと思います。
今回は『夢』をテーマとさせて頂きました。皆さんが描く多種多様な『夢』のかたち、シンプルなものから複雑に意味が織り込まれたものまでたくさんありました。それを観ているだけでもとても楽しませていただきました。
そして恒例、裏テーマ、というものを今回も設定しておりました。それは、
『日常』
です。
眠っている間の夢というのは、起きている間に蓄積された記憶を整理している最中の処理によって引き起こされるものだそうです。夢、と聞くと、どこか非現実的な、空想のようなものを思い浮かべてしまいます。「夢物語」という言葉があるほどですね。ですが、夢というものはむしろ私たちの現実によってできているものです。現実そのもの、とさえ言えるかもしれません。
将来への希望を 夢 と呼ぶのは、それが決して絵空事というのではなく、現実、日常の延長線にこそ存在するものなのだからかもしれません。
こんなような思考実験から、『夢』と『日常』を乖離することなく、同一の直線上に見ている作品を少し期待していたのですが、その意図をくみ取ってくれたのか知らずか、なかなかどうしてそういう作品もチラホラと見受けられました。私の賞にも一つ上げさせていただきましたしね。裏テーマには賞は設けませんでしたが、「しめしめ」なんて思ってくれたら幸いです。(笑)
後編へ続く
友達:互いを気遣い合える関係
友人:殴り合っても最終的には復縁できる関係
親友:殴り合いすら楽しい関係
仲間:『友』なんて文字で表すのは今更恥ずかしい、そんな関係
恋人:できたことが無いので分かんねえ
「愛したい」「愛されたい」
こんな言葉を聞く。
ギバーとかテイカーなんていう流行りの言葉もあるし、与える、与えられるの関係は、市場にも社会にも、人間にもあるだろう。
——ある大切な人がいたとして。
カフェで話をする若い女性2人が楽しそうに、その人を「愛したい」か、その人に「愛されたいか」という話をしているのを耳にしてしまった。
ひとり、空になったコーヒーカップを揺らしながら、どちらかを決めなければ世界が滅ぶというのなら、まぁ「愛したい」と答えるかもしれない、なんてことを考える。しかし、僕が彼女に抱いていた感情は、
「愛されていてほしい」。
僕はどうにも、人から愛される彼女が眩しく、彼女に憧れ、それでいて彼女のことを好いていた。
彼女を愛することができないただひとりにさえ、彼女には愛されていてほしかった。
彼女が姿を消してからも、そう願わなかった日はない。