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為人。

言葉にしようとしないときに零れた言葉ほど
偽りのないものはない。
僕は、言葉にしたかった時ほど、後悔してしまう。

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喫茶radio.

ラジオの周波数を合わせることと、路地裏を歩いて名曲喫茶を探すことは似ているかもしれない。知る人ぞ知る居場所、そんな深夜ラジオ番組を見つけられた時は幸せだ。

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ハブ ア ウィル ―異能力者たち― 7.サイレントレイヴン ⑤

黎らしいなと師郎は苦笑する。
まぁそーだろーねーとネロはうなずく。
「だって自分らの秘密を握っている人だもん…あんまり関わろうとは思わないだろうなー」
そう言ってネロはわたしの方を見た。
「だから”そういう人”に関わって来られるのはちょっとね~」
そして彼女は嫌みっぽく笑った。
「おいネロ、何か邪悪なモノが出てんぞ」
何やら黒いものがチラついたネロに対し、耀平はそう言って諫めた。
言われた側のネロは、はいはい、とそっぽを向いた。
「…ま、アイツは元々あまり他人と関わらないからな」
耀平はわたしに向き直る。
「自分の事を知られるの好いてないし」
そう言いながら耀平は笑った。
「あ、でも俺らはアイツの事結構知ってるじゃん」
師郎は思い出したように言った。
「アイツの好物とか、入ってる部活とか」
「いやそこら辺はお互い様だから」
耀平は真顔で返した。

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昨日、君が死にたいと思った1日は今日誰かが生きたかったと思った1日
5秒に1人
この広い世界のどこかで今
戦争、飢餓、差別、病気、災害、権力によって
無念に死んでいる
今、この瞬間も
私たちは生きているだけですばらしい
何も出来なくてもいい
むしろ、何も出来ない方が人生を豊かにできる
速く走れなくてもいい
そのかわりに君は誰よりも空の青さを知ることができる
勉強が一切出来なくてもいい
そのかわりに君は誰よりももっとたくさんのことを学べる
絵が描けなくても歌が下手でもいい
そもそも芸術に上手いとか下手とかないんだから
上手に生きれなくてもいい
生きているだけですばらしいことなのだから

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彼は友人であるが他人でもある
知らない人間を信用できないからだ
私が笑えば彼も笑うが
彼が泣いていても私は泣かないだろう
月の満ち欠けのように
私と彼は友人と他人を繰り返す

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最近の謎

底の底にいる時にこそいい物語がかけるのは一体どういうことなのだろう