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ハブ ア ウィル ―異能力者たち― 8.イービルウルフ ⑤ 

本当はいてもいなくても良いんだけど、と師郎は言う。
「別にやりたくなければ断っても良いぞ」
その辺りはお前さんの自由だし、と師郎は続けた。
「うーん」
わたしは少しの間考えた後、こう答えた。
「別に良いよ、手伝っても」
次の土曜日ヒマだし、とわたしは付け足す。
「お、本当に良いのか?」
師郎がそう聞いてきたので、わたしはうんとうなずいた。
「退屈な休日を過ごすよりは良いし」
他に遊ぶ相手もいないからね、とわたしは笑いかけた。
「ふーん」
その様子を見て、ネロは意味ありげに笑った。
「どうかしたの?」
わたしがそう聞くと、ネロは何でもないと返した。
「ま、とりあえずサンキューな」
師郎はそう言うと、わたしの手から”果たし状”を回収した。

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やさしい暗闇

電光掲示板の黒
埋めたいのかな
誰に開けられたんだろう
あれがあるから
頑張れるのかな
安らぐの
調律がとれないの
私の休憩所は

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誰…?

気になる人
好きな人

勘繰ってしまうんだけど…
本当は?
誰なの?

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貴方に思うこと

貴方は悪者だったかもしれない
でも貴方のことを嫌いになんてなれない
何処に行こうと一生付いてくからさ
離れたくないんだよ
面倒くさい奴でごめんね