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ハブ ア ウィル ―異能力者たち― 12.ユニコーン ⑯

耀平と合流してから約10分後。
わたしの目の前には4人の異能力者達がいた。
「いやーまさかコマイヌを利用するなんて」
想定外だったよ、とミツルは笑う。
「お前さんもよく考えたな」
師郎もそう言って笑った。
「でもちょっとずるいと思うわ」
まぁ良いんだけど、と唯似は呟く。
「…ずるい」
黎もそう言ってうなずく。
「まぁまぁ、今回は異能力の使用可だったし」
お前達も異能力を使ってたじゃん、と耀平は言う。
「まーそうだな」
「仕方ないわね」
皆はそう言ってうなずいた。

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ちゃんと今日も生きてるよ

夏は
セミの鳴く音を聞いて
「今日も生きてる」って実感する
そんな季節