夕立に降られた
髪の毛も制服もバッグもびしょ濡れだ
ついてないな、とかなり落ち込む
でも...でもさ
「君と一緒ならこんなことがあってもいい」なんて
こっ恥ずかしいセリフ言えるもんか!
心の中にしまいこんだ本音は
虹が出る時までお預けだ
さっきから目線を感じる 約束したあいつだろうか? あいつは他の女子からチヤホヤされて いっつも私は置いてけぼりになる
あの頃の約束は忘れてしまったのだろうか? それとも小学生の頃の話でしょ?って思っているのか?
私は今でも離れたくないしあいつが好き いつ気づくの? 仕返ししてることに
好きすぎて胸が痛いよ 苦しいよ 束縛状態かもだけど もう女子の元に行かないでよ
叫びたい この気持ち
「…痛い…」
手を振り払われて思わずそう言ってしまった。
おそらく“俺”が抱えてるものの方がよっぽど痛い。
そうわかったから手を差し伸べたのに
このまま離したままならきっと彼女は“俺”に全てを預けて復讐を成し遂げる。何故かそう確信した。
だから止めなきゃいけないんだ。
この思考に至るのに時間はかからなかった。
“俺”が歩き出す1歩目より速くもう一度手を掴んだ。
振り払われても今度は離さない。
さすがに“俺”も2度は来ないと思っていたのか
先程と違いすぐには振り払わず、見開いた目をこちらに向けている。
“絶対に離さない”
驚きとも怒りとも違う“俺”の目を強く見つめ返す。
「何?離してよ」
目の奥が見えなくなった。あくまで“俺”として私と向き合うつもりだ。
「離さないよ…」
掴んだ手を強く引く。当然向こうも予想外のことにこちらに体制が傾く。
“私があなたを止めるから”
近づいた耳元にそう囁いた。
それこそが君の、闇子の体が叫ぶ復讐だよ
俺はそれを代行してみせる。
to be continued…
リクエストの書き込みに、たくさんのレスありがとうございます!
え~ここで謝罪をします。
ポエム更新がものすっごく遅くなります!
「今日から学校が始まってしまい、ゆっくりポエムを考える時間がとれない」
「最近ひんぱんに頭痛が起こってしんどい」という2つの理由からです。
リクエストをくださった方、気長にお待ちください!
リク募集した本人がこんな状態になってしまい本当にすいません!