星には暖かい記憶が宿ります。
なくてはならない。
それぞれの個性があり、
なくてはならない。
奇跡を産み、私達を産み
何億年もの時を重ね今があります。
私達の母なる星は今日も輝いている。
「別の話別の話…あ、そうだ!」
わたしは思わず手を叩く。
「今度2人で遊びに行こうよ!」
坂辺さんまだ寿々谷に来てから日が浅いでしょ?とわたしは彼女に聞く。
「わたしが寿々谷を案内してあげる!」
わたしがそう言うと、坂辺さんは顔を上げた。
「…ホント?」
「うん、ホント」
今度の土日空いてるし、とわたしは付け足す。
「…じゃあ、日曜日、良い?」
坂辺さんは恐る恐る尋ねた。
「もちろん!」
わたしは大きくうなずいた。
このタイトルにした理由があります。小さい頃は、ずっと仮面ライダーは強くてかっこいいというイメージしかありませんでした。
弱いところは一つもないと。でもこの回を見た時、仮面ライダーには仮面ライダーなりの弱さがあって、
私も誰かに弱さを見せていいんだなと時々思い出して、感動してしみじみしています。
さて、名言です!
『俺は普通の人間に戻りたい。みんなとご飯が食べたいし、みんなと一緒に笑って一緒に悩んで、みんなと一緒に生きたい。』
もう一つ書きます。私は2セットで考えています。
『俺がここにいることこそ、父さんと母さんの愛の証。それは俺の中で生きている!愛は、命を生み出す奇跡の力だ。』
音楽を通して仲が良くなった友達が、音楽に接しなくなった。
その時の悲しみようは、記憶にも残されていないくらい、ひどいものだった。
昨日まで、あの音楽家のことをお互い熱心に話していたのに。
いつか絶対、ライブ行こうねって、話していたのに。
音楽に触れないイコール私にも触れなくなった。
そんな状況下でも変わらず、男は音楽を嫌う。
音楽の授業、テレビ、ラジオ、映画、街。
様々なものから音楽が奪われ、世の中は静かになった。
その頃だっただろうか。
男が語り始めたのは。
彼女は移動続きで疲れたのか俺の膝を枕に寝息を立てている
「この列車はビクトリア行きだけど、London-Bridge停まるよ」「マジかよ…そこ通過すると思ったのになぁ。予定変更だな」
そんなやり取りをしてからおよそ30分、「予定変更だよ。次で降りるから起きな」と言って彼女を起こす
彼女は「もう終点なの?まだ寝たいよ〜」と眼を擦りながら甘えてくる
「さあ、着いたよ。London Bridgeさ」そう幼馴染が言うと「え?終点じゃないやん。なんでこんなとこで降りるの?」と彼女が噛み付く
「それについては、君が好きで止まない大切な彼氏君から説明があるよ。」と言って押し付ける
「まあ良いや。ここは川南岸、つまりロンドンの街で言うと今回泊まる宿があるサイドでここから地下鉄に乗れば乗り換えなしだけど、列車の終点は川の対岸にあって、そこから宿の最寄りまで行くと地下鉄は乗り換えが必要になって時間の無駄。それに、終点のビクトリアはかなり大きくて構造が複雑で久しぶりに訪れる俺が正確に進める自信がない。だから、ここで降りたのさ。」と言って答える
「どうやってその答えに行き着いたの?」と訊いてくる
まだ彼女は俺の思考回路が分かっていないようだ
「普通に地下鉄の路線図見ただけだよ?大抵の街は地下鉄の路線図を見て、ある駅に乗り入れる路線数とターミナル駅の位置が分かれば街の位置関係や規模は分かりやすいよ。あっ今回はロンドンという、一度訪れた街で当時と路線が変わっていないということも関係してるかなぁ…今度初めて行く福岡はまだよく分からないけど」と答えると「首都圏でも行き方が分からない場所があれば最寄駅の名前さえ言えば彼が脳内の路線図で行き方を探してくれるんだよ。彼、東京近辺の鉄道は全て路線図が頭の中入ってるんだ」と言って幼馴染が頼もしそうに話す
「房総や北関東のローカル線は知らないけどな。まあでも、地下鉄の路線図なら東京、横浜以外にも台北と高雄くらいなら分かるよ」と言うと彼女が「凄い!惚れ直しちゃうよ」と言ってはしゃいでいる
「惚れ直してくれるのは彼氏として嬉しいんだけど…」「もしかして、僕と考えてること,同じかな?」「そうかもな。海外行くなら旅先のこともう少し知っておいた方が良い」「僕もそう思う」
男2人でそんなやり取りをしていると,川向こうのビッグベンから鐘が鳴り響く