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宇宙船

独りだと思っていた
世界は怖いと思っていた

宇宙船の中
窓から惑星が見えた

どうやら僕ら、独りじゃないようだ
世界は僕が思うよりずっと優しいようだ

知らなかったな

流星群の中
小さな手をとって
僕らは同じ今日を生きる

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「大丈夫」と無条件に信じる心は
そう長くは続かない
不安のなかで
かつて抱いた「大丈夫」を追い求めて
来る日をまた一つ
一つずつやり過ごしている

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鏡界輝譚スパークラー:陰鬱プロフェッサー の設定①

登場人物
・村崎明晶(むらさき・あきら)
「プロフェッサー・アメシスト」を名乗る女性。髪は腰元まで届くほど長く、目つきの悪い目元には濃い隈ができている。村外れのトタン小屋に住み、改造P.A.の研究を続けている。既に3年この小屋から1歩も出ていないが、村の状況は知っている。現在の目標は村の解放。彼女自身の持つ光の力は悲しいほど弱く、単身では戦えない。光の力の量は「6」。これはリボルバー型P.A.を6発撃ってちょうど光の力が尽きたことから計算したもの。公的機関の診断は受けたことが無いため、完全に我流。
・三色吉代(みいろ・よしろ)
明晶に協力する青年。類稀なる強さの光の力の保有者で、明晶の改造ギアを使いこなせる貴重な人材。その力で村の解放に努めている。住所は村の外、元の村民たちが移り住んだ仮拠点の一つ。ほぼ毎日明晶の小屋に通っている。光の力の量は「1250」。

洞志村(どうしむら)
明晶達が住んでいた村。3年前に突如大量のカゲに浸蝕され、人間が住めない環境になった。数㎞離れた位置にあるSTIから、2度大規模討伐部隊が派遣されたが、その両方が全滅という結果に終わった。
占拠しているカゲは未確認の種類であり、耐久力が低い代わりに流動性に優れ、体内を移動しているためかコアの位置も不確定。ヌシも見つかっていない。

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雨が降っている間は

数時間前の「また明日」を思い出す

ひとりに浸りながら
まだ来ない今日を手繰り寄せる

早く過ぎて欲しいと願う、
もう少し思い出していたいと思う


つまり昨日が幸せだったと
思える今日が幸せでありますように