「ぐふっ」
「がっ」
黒服の人物たちは一瞬にして倒されてしまった。
「…お、おのれ」
人造人間、めと呟いて、黒服の人物たちの内の1人は気絶する。
眼帯の少年は黙ってそれを見ていた。
「さすがはアカネね」
突然声が聞こえたので眼帯の少年…アカネが上を見ると、近くの建物の屋根の上からヘッドドレスを身に付けた少女が飛び降りてきた。
「瞬きする間もなく2人も制圧しちゃうなんて」
すごいわねぇと少女は手を叩く。
「なぁに、シオンのアシストがあったお陰さ」
シオンが後ろから1人撃ってくれたから、とアカネは笑う。
「まぁ、気付いていたの」
うふふふふとシオンは手に持つ拳銃を背後に隠した所で、背後から声が聞こえた。
「2人共ー!」
ふっと声がする方を向くと、メガネの少年が2人の元に走ってくる。
「あらミド…」
「後ろーっ!」
ミドリの言葉で2人が振り向くと、先程撃たれた人物が立ち上がっていた。
「俺たち人間を、舐めやがって…」
お前らのせいだぞ…と黒服の人物は銃器を構える。
「お前ら人造人間のせいで、俺たちは!」
黒服の人物が銃器のトリガーを引こうとした時、近くの建物の屋根の上を走る音が聞こえた。
黒服の人物がハッと振り向くと、メガネの少女が建物の屋根の上から鞘に納まった状態の太刀を振りかざしながら飛び降りてきていた。
「⁈」
黒服の人物が身構える間もなく、少女の太刀は相手の脳天にぶち当たる。
「ぐぁっ」
黒服の人物はうめき声を上げて倒れた。
「…」
着地した少女は一息つくと太刀を元のように腰に帯びた。
「皆さん、大丈夫ですか?」
お怪我は…と少女は心配そうな顔をするが、アカネはムスッとした顔をした。
「…お前、トウカはどうした」
「あ、車まで送り届けました」
少女がそう言うと、アカネはそうじゃなくて!と声を上げる。
「お前こういう時はトウカと一緒にいろって言ったじゃないか!」
何が起きるか分からないし、とアカネは語気を強める。
モーレツ時代?かもう少し後か?バブルを生きましたみたいな、引退してるのか時間に余裕のある働き方になったかくらいの年齢らしきおじさん3人組が、チェーンのカフェで世間話してるのなんかすごいほっこりした
税金とか医療費とか最近のニュースとかちゃんと世間話してんのよ
おじさん同士の会話意外とレア
勉強してたけどどんなこと話してんのかなーてイヤホンとったよね 笑
おじさん固定概念の塊かと思いきや意外と
そういう長い交友関係大事にしていきたい、とも思った
映画を観た後の、この、無敵な気持ちで毎日を過ごせたらいいのに!
荷造りの途中で月見をしていたことに気付き荷造りを再開するとすぐ、今度はスマホに着信が鳴り響き思わず「今度は何だよ!荷造りしてる時に勘弁してくれ」と呟くと船に乗っているはずの兄貴からの連絡であることに気付きすぐに応答する。
「すまない。定期航路のフェリーやクルーズ船を使うはずがフェリーの会社が不景気で倒産したり国際情勢の変化で営業停止したり高速船が導入されて車が積み込めなくなってしまい、皆の行程の線が切れて到着の目処が立たなくなった。だから、船はチャーターしないといけなくて寄港地増えるけど大丈夫か?」と焦ったような声で言われ、それを聞いていた嫁は大丈夫と耳打ちするので「俺達は構わないが、具体的にどの辺がダメなん?」と訊くと「まず、君達の場合はソヘが情勢悪化で運航休止、それから高砂両岸も同様の理由でバツ、ルソンからサンボアンガ経由でヒェネサンまでは港周辺の情勢悪化で寄港できないことに伴う需要が急降下で運航停止、サンボアンガから先はボルネオまでの船で車が積めず、その次が繋がってても進めない。」と言われて思わず絶句する。
そして、「チャーターするなら起点はどこ?鹿児島か?」と訊くと「博多発の予定で会社と交渉してたが、港湾管理局と折り合いが付かず結局竹芝発で国内の寄港地は博多だけになった。竹芝出航は明後日で寄港時間は8時間の予定だ。」と返ってきたので「嫁には悪いけど、それなら仕方ないな。じゃあ、JRとフェリーの払い戻し受けてできることやるよ。」と返して電話を切る。
すると、すぐに寄港地のリストとかつてのセブ留学生仲間からのメッセージが送られてきたので両方に目を通して一言,「懐かしい街に行ける上にみんなに会えそうなのか。こりゃ楽しみだな」と呟く。
知らぬ間に雲一つない東の空が藍色がかった紫からオレンジに変わった色にライトアップしていた。
その名も「夏を煌めけ!」略して「ナツキラ」。
テーマは『夏』。その中でもとびっきり明るくてはっちゃけてて気分のアガる簡単なポエムを書いて投稿しましょう、というお祭りです。
参加してくださる方は、タグに『ナツキラ』と入れて投稿してください。こちらは大規模企画とは違って全文字全角カタカナです。
ナニガシさんは病んでないくせしてその手のポエムを書くのが大の苦手なので、皆さんの文才に期待しております。書けそうなら僕も頑張る。