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ハブ ア ウィル ―異能力者たち― 17.ヨウコ ⑭

「これは、”あの女”に関してはおれ達の問題だ」
お前が関わっても後悔するだけだぞと耀平は淡々と告げる。
「…」
黎も静かにうなずいた。
「それでも…」
わたしはそう言って顔を上げる。
「それでも、わたしは知りたいと思うから…!」
異能力を知ってしまった一般人として、皆の友達として、とわたしは続ける。
「わたしに、教えて欲しい」
わたしは力強く言った。
「…」
ネロ達は思わず顔を見合わせた。
「どうする?」
「どうするもこうするも…」
「仕方なくね?」
彼らは暫く話し合った末、こちらに目を向けた。
「…アンタ、寿々谷の異能力者の実情を知る覚悟はできてる?」
ネロの言葉に、わたしはえ?と返す。

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小説書きあるある

 Wordやメモ帳に下書きする
→掲示板にコピペで入力する
→内容が長すぎたり短すぎたりでちょっといじる
→細かい数字なんかも微妙にいじる
→結果的に大分変化したものを投稿する
→掲示板に書いたものと手元に残ってるのが大分違うので見返す時ちょっと困る

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Trans Far East Travelogue82

巨人ーホークスの最終戦は巨人の先発,戸郷投手が7回裏までパーフェクトでホークス打線を完全に黙らせる。
一方の巨人打線もホークスの先発・高橋投手が投げるサブマリン特有の浮き上がるストレートにタイミングが合わず1人も出塁できていない。
試合が動いたのは7回の表,変化球による死球を連発してノーアウト一、二塁の場面に頭部死球で危険球退場になった高橋投手に代わって登板した大関選手の直球とツーシーム,スライダーをそれぞれ3人連続でバックスクリーンへ運び、裏には戸郷投手がなおもパーフェクトピッチを続けて8回は両チームとも三者凡退,運命の9回の裏に投手交代で大勢投手が出て来てこちらも三者凡退に抑えて試合終了。
ミュージアムも無事に行けて皆で中洲に行き色々美味い店をハシゴして水炊きをツマミに呑んでる時,「気になってたんだが,試合観てる時ツマミになりそうなもの食ってたのにビール呑まなかったのか?」と兄貴から質問が飛んできた。
「俺,試合観る時の酒は洋酒,それもウォッカ系のヤツ派なんだ。あと,嫁と一緒に飲んで嫁が先に酔っ払って俺に甘えてくるのも好き。そう言えば,昨夜船で飲んだ後は嫁が酔っ払ってはしゃいでデッキから落ちそうになってたっけ」と笑って返すと嫁はツッコむのかと思いきやもう酔っ払って俺の肩を枕に眠っている。
日本で過ごす最後の夜は福岡名物の旨い飯,俺の肩にかかる嫁の髪からほんのりと香るシャンプーの匂いと寝息,そして体感では80キロほどある重さの3点セットと那珂川のせせらぎ,玄界灘の潮風,湾岸地帯の夜景が華を添えてくれたおかげで良くも悪くも五感を通じて体験できている。
明日の今頃は韓国の済州島南方のリゾート地である西帰浦の港から北上した韓国本土の港町,麗水に向けて出航している筈だから今は楽しみたい。