「まさか“学会”の中枢に近い存在な訳ないし…」
トゥイーディアはそう言って前を向き歩き出す。
その瞬間、コツ、と何かが転がってくるような音がした。
なんの音?と何気なくキヲンが辺りを見回した時、不意に目の前が白い煙が立ち込めた。
「⁈」
キヲンとトゥイーディアは驚いて足を止める。
気付くと周囲は白い煙で何も見えなくなっていた。
「なにこれ⁈」
キヲンは混乱したように声を上げ、トゥイーディアはまさか‼︎と叫ぶ。
すると、そう、そのまさかだ、と男の声が聞こえてきた。
「お前を捕まえに来た」
男の声がそう言った途端、キヲンが急にしゃがみ込んで苦しみ出した。
トゥイーディアはおい大丈夫か⁈とキヲンの背をさすろうとする。
しかし、そこまでだ、という聞き馴染みのある声と共に、2人に金属部分が黒い短槍が突きつけられた。
「…アンタ」
トゥイーディアが顔を上げると共に、辺りの煙が晴れる。
周囲にはサイバー風ファッションのジャケットを着て、黒い目隠しをつけて剣や槍、銃器などの武器を持ったオレンジ色の髪のコドモたちが何人も立っており、キヲンとトゥイーディアの目の前にはサイバー風ファッションのジャケットを羽織り、額に黒い結晶のようなものが生えた人物…キャスが立っていた。
『特殊能力』を持った少女たちが、とある一室に集められた。
彼女たちは全員、自らの『能力』を意図的に“無害なもの”として制限、隠蔽しているが、その真相は極めて危険な異能の保有者たち。
周囲を欺き、真の実力を隠し、更に奥底の“魔性”すら押し殺し、『我こそは無垢なる手弱女なり』と嘯き抜け。
設定:登場人物たちは能力者。能力はそれぞれ『魔性』という“真の姿”を有しており、主に能力の大規模化、高出力化、特殊化という形で現れる。
余談だが、能力名及び『魔性』の名称は由来に一定の法則性がある。
という感じで、気が乗ったら書きます。