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黑翆造物邂逅 Act 23

「ねぇ、“気に食わなかった”ってどういうこと…?」
かすみがそう不思議がると、ナツィはハッとしたような顔をする。
そして少し頬を赤らめた。
「べ、べべべ別に、お前のことが好きだなんて言ってないし!」
ただ…とナツィは言いかける。
ただ?とかすみが首を傾げると、ナツィはポツリと呟いた。
「やっぱり、よくしてもらったの、よかった…」
震える声でこぼすナツィを見て、かすみはふふと笑った。
「恥ずかしがりなんだね」
「いや違うし!」
「かわいい」
「ふえぇぇぇ」
かすみに微笑ましく見られて、ナツィはひとりあわあわし始める。
「ホント、そういう、の…」
ナツィは思わず両手で顔を隠す。
かすみはそっとナツィの背中を手でさすった。
居間の窓からは、眩しい日差しが差し込んできていた。

〈黑翆造物邂逅 おわり〉

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笑顔

いつも作り笑いしていた

嫌われたくないから

時には顔がひきつる笑顔な時もあったかな。

だけどね、あなたが笑いを巻いている時、

ふっと自然な笑顔がこぼれたような、気がしたの

ありがとう( *´﹀`* )