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古文の世界では、夢の中に好きな人が出てくるということは、その相手も自分のことを想っているしるしなのだ、と信じられていたんですよ。
6限の古文の時間、みんながうつらうつらする中、先生のその言葉が私の頭に残り続けた。
気持ちよさそうに居眠りしている君の横顔に目をやる。
その夢に、私は出てきているのかな。
目が覚めて、少しでも私のことを意識してくれたらいいのに。

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磨羯造物茶会 Act 5

「最近おれの周りも大変でね」
「大変ってなんだよ大変って」
「それは、その…」
“家族”のこと、って奴?と露夏はなぜか自信なさげに呟いた。
ナツィはそれに対し一つため息をつく。
「お前はお前なんだから、“家族”のことを無理に気にすることなんてないじゃないか」
「えー、でもさ、夏緒たちのことが気になるし…」
「またあのちびっこのことか」
「なっ、ちびっこって言うなし!」
露夏とナツィはお互いにそう言い合って睨み合う。
暫し物置部屋に沈黙が漂ったが、ふと、金髪のコドモこときーちゃん…キヲンが、ねぇ露夏ちゃんと口を開く。
「なんで露夏ちゃんはピスケスのことそんなに気にするの?」
別に“家族”ではないんでしょ?とキヲンは首を傾げる。
そう言われて露夏は、まぁ、それは…と物置の窓の外を見やった。
「おれにとって、ピスケスは恩人だから?」
世界を知らないおれに外を教えてくれたし、存在の“保障”もしてくれてるし…と露夏はこぼす。

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努力

努力が決して報われることは無いのよ。

けど、幸せになった人は皆、何らかの努力している。あなたも頑張ってね。

母の口癖だったよ

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今日

今日という日は過ぎたら二度と来ない。

日々を大切に

生きたい

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私は攻撃を受けた

痛い…

でも

攻撃を繰り出したあなたの心の方が痛むんだよ。