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磨羯造物茶会 Act 16

「⁈」
突然自分の大鎌とぶつかり合っていた騎槍が消えたことでナツィはバランスを崩して前につんのめりそうになった。
カプリコルヌスはその隙に後ろへ飛び退き、今度は脚のホルスターから短剣を取り出しナツィに向ける。
そしてその短剣から火球を撃ち出そうとした。
「っ‼︎」
ナツィは咄嗟に翼を羽ばたかせつつ地面を蹴って宙に飛び、火球をなんとか避け切った。
「テメェずりーぞ‼︎」
「別に武器を消すことは禁止してないのだが」
ナツィはそう文句をつけるが、カプリコルヌスは真顔で言い返し、また短剣をナツィに向ける。
くっそぉぉぉぉぉ!とナツィは言いつつ、カプリコルヌスが放つ火球を大鎌で斬り捨てた。
そしてカプリコルヌスに向かって大鎌を構えて空中から飛び込んでいく。
カプリコルヌスは短剣をホルスターにしまうと騎槍をまた生成し、それをナツィに向けて宙に飛び上がった。
2人の武器が空中で甲高い音を立ててぶつかり合う。
しかし大鎌を受け止めているカプリコルヌスが騎槍を上から右下へと弧を描くように動かしたことで大鎌が強制的に下に向けられナツィの動きが封じられる。

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感情

人を陥れたとき、得る感情は
【ぐっちゃぐちゃ】

人の為になったとき、得る感情は
【スッキリ】

人を愛したとき、得る感情は
【ホッコリ】

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下克上

私は君より将棋が出来た。

だけど時が経つにつれ、君の方が上手くなっていった。

しかし、このままでは終わらないよ。