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恋のキューピッド

「恋愛は絶対にしない」「一生独身宣言」の私は
恋のキューピッドになる。
友達の恋のキューピッドになる。
恋は一瞬で終わりそうだし、怖いし、
見た目がボーイッシュだし、そもそも恋愛対象にもならなそうな私だから
恋は自分はしない。
恋に興味ないからという建前の理由をつけてるけど、
ほんとはあるっちゃある。男みたいな見た目してるからあえて言わないだけ。
あとリアルの恋はしないって決めてるから
だから友達の恋にめっちゃ応援&相談にのる恋のキューピッドになる。
まあ私は絶対に恋をしないからね!!一生独身宣言!
私は恋のキューピッド。
大好きな友達の恋を応援する
恋の相談にのる味方。

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百舌鳥と愉快な仲間たち_8

それは咄嗟の判断だった。ブケファルスはカウダを突き飛ばした。それは助けるための行動だったが、カウダは運悪く姿勢を崩してその場で転び、ブケファルスとカウダは共々アリエヌスに丸呑みにされてしまった。

_アリエヌスの体内
「痛ぇー…」
ブケファルスがしたたかに打った背中の痛みに悶えていると、上からカウダが降ってきた。
「痛っ」
「ぐえっ!?おま…は!?食われてるじゃねぇか!!俺身代わりになったのに!」
「仕方ないだろ転んじゃったんだから。あ、でも助けてくれてありがとう」
「どういたしまして…結果的には助けられなかったけどな…あと悪いけどどいてくんね?」
「おっと!ごめんね」
カウダはブケファルスの上からどいて立ち上がる。ブケファルスもゆっくりと立ち上がった。
「さて、ここからどうしようか?」
「内側からアリエヌス倒して出るしかねぇだろ」
カウダはそうだねと小さく呟いてまわりを見回した。なにでできているかわからないが、黒く、なにもないただの広い空間のようだ。