僕は君と浜辺にいた。
どうして、いつも!
突然君が叫んだ。泣いていた。
君の瞳には僕が見えた。キョトンとした自分が自分を見ていた。
彼女は黙る。今度は、僕を睨むように
あの…えっと。慎重に声をかけた。
私の話は嫌い?つまらない?聞きたくない?
私はね、君が無理しているのが嫌。私は、読書をしていろんな世界を楽しむ様子が好き。甘いものを美味しそうに食べてる君が好き。
会話が苦手なのに、話そうと努力はすごく嬉しくて、私ももっと君と話したい。
けれど、悲しみ苦しみ声をころして泣かないで。
泣いてない。
違うよ。泣いている。
私は、君が好き。無理に話してるのは見ているのが辛くて、やめて、やめて。見ているこちらが悲しいの。
もし、自惚れだったらごめんなさい。涙が海になるわ。