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ある日ある日のこと
足元から声が聞こえた
「ねぇねぇ靴紐解けてるよ」と
僕に話しかけてきたのは僕が履いているスニーカーだった
最近寝不足だったしなあるきながらこんな夢を見るなんて
そんなことを考えていると
「ねぇ靴紐解けてるってば」だって
そんなことを言っているけど全然解けちゃいない
そのことを伝えると
「はぁ〜〜〜っ」と大きなため息をつかれた

「確かに僕にはちゃんと蝶々がとまってるよ、でもそうじゃないんだ
君また嫌なことがあったんだろう?でも君のことだから
何もなかったように過ごすんだろう?
そんなのいつか絶対転ぶに決まってる
心の中を覗いて見ろよ」
だって
それを言ったきりただのスニーカーに戻った
僕はほっぺをつねってみた

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