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グライダー、揺らいだあと。

少女はまだ秘密を抱えたまま
少年はそんな少女に恋をする
解ることは少ない。眼鏡をかけても
きっと違わない、きっと寸分違わない。

公式なら不確かってわかってる
嘘をつく猫、人々を嘲笑する
永遠だ。となんとなく台詞を吐く
つま先から頭のてっぺんまで

染まってる「困ってる」なんて言うんだろグライダー
終わってる、きっと誓ってる。なんて感じさグライダー。

「後悔なら誰かにしてもらえばいい」
少年はそう言って柵に手をかけた
ふと頭をよぎった少女の言葉
「いつか落とす命を何故に今落とす?」

止まってる、決まってる。一歩手前のグライダー
「待ってよ、まだ答え出てない」振り向けないグライダー
聞こえる。今聞こえる。彼女の、あの声が。
飲まれる、吐き出される。少し勇気が揺らいだ。
嫌になるほど青い空だ。

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