静寂の中
どんなに寂しくても
涙など流すものか
そんな思いに矛盾して
滲む視界を無視するように
誰にも気づかれないように
息をした
それなのに君は
なんでもわかってるようなふりして
気づいてほしかったんでしょ?って
それさえも見破って
全部わかってるくせに
なんのこと?なんてとぼけたように
首をかしげる斜め45°
それで好きだよなんて囁いて
なんてずるい人なの?
私はなにも言えずに頷くだけ
あぁ、なんてずるいんだろう?
私はいつだって
あなたのそばを離れないよ
…だなんて。