僕の、真冬の小指の冷たさを
心から君にわかってほしい
ありえない夢を掲げることも
ファンタジーを描くことも
僕の全て 小指は教えてくれる
青白い吐息を吐いて
秋は冬になる。スウェットにコート、さらにマフラー
まだあの頃のテンポを覚えてる
最高だったのはほんの一瞬
変わらないこと全て全て全て
まだ抱きしめたいと思ってるんだよ
僕の小指を、君の頬に当ててやりたい
木枯らしが吹き抜けて
僕の癖っ毛が真っ直ぐになびく
まだ負けないから、まだ頑張るから
君に聞こえるギリギリの小さい声で呟く
僕の小指はいつの間にか暖かい 冬。