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月の音

月の雫落ちた夜 君は静かに歌ってた
ロマンチストなアンティークドール
壊れかけた時計の裏

一人きり歩きだした まだ薄暗い朝の淵
待ってと言えず 足も止められず
また私は微かに笑う

ねぇ教えてよ その目の裏に
映りゆく鮮やかな景色を
私には見えないというなら どうか微笑まないで

木々の囁き 花のざわめき
全てか君の音に聞こえるの
見つめたいのその譜面の奥は
壊れたカメラじゃ見えないけど

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