僕が目指す場所は果てしなく遠いらしい
僕が君へ追いつくには何億光年かかるらしい
君の手を握る、とか、君を抱きしめる、とか、
そんなのは夢の中ですらできない僕はたしかに臆病者だ
今もこうしてうだうだ詩を書いて
君に振り向いてもらえるとでも思っているんだろうか
キーボードの音だけが耳に鳴ってる
だけどもう少しだけ手を伸ばしていたいんだ
届かない、無茶だって言われたって
どうしても君に触れたいと思った
かすめるだけでいい、君に触れさせて
僕が掲げる夢は果てしなく理想でしかないらしい
僕はちゃんといつかたどり着けるんだろうか
不安なんて吹き飛ばしたいのに
だからもう少しだけ優しくして欲しいんだ
好きでもないし嫌いでもないって言われたって
どうしても触れたいと思った
もし僕があのロックスターなら
もし僕があいつなら
そんなの願ったって叶わないからさ
だからもう少しだけ手を伸ばしていたいんだ
届かない、無茶だって言われたって
どうしても君に振り向いてほしいと思った
かすめるだけでは、君に覚えてはもらえないだろうけど
それでもいいんだ
僕の中に君がいるから
君の中に僕がいなくても
僕はきっと大丈夫だ