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シュガー

子供たちは夕焼けに気付かずに、帰る場所を見失う。
どんな言語で、どんな言い回しで話すか、それすらも見失う。
ノイズ・イン・ザ・サウンド。テキトウな言葉で笑う。
そして、本当の幸せとかいう雑多なものを、形だけ見失う。


シュガー、甘くしてくれ。
あの子の声みたいに、
シュガー、甘酸っぱくしたのは
君のせいだろうが。


布団の中で朝焼けに目を背ける。行き先を失っている。
そんなもんだと、陳腐な言葉で悟るふりをする。
フー・イズ・ソサイエティ・ダスト?テキトウな人選で狩る。
そして、形だけ見失った愛を語り、わかりやすさランキングバトルが始まる。


シュガー、忘れさせてくれ
あの歌みたいに
シュガー、さぁ歌ってくれ
騙してくれたのはあの時だけか?


面影も残らぬくらい降り続けた昨日の雨は、名残惜しそうに空に上って、また回る。また回る。


シュガー、甘くしてくれ。
あの子の声みたいに、
シュガー、甘酸っぱくしたのは
君のせいだろうが。
シュガー、風に乗って
涙も乾くよ、だから
シュガー、好きな味付けにして
いいよ、自由自在さ。

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