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即興詩。

必要以上に真っ白な部屋で所在なく立ったまま、何処かで点滅する正弦波を聞きながら
赤と黄色の不毛な追いかけっこを眺めてる。
変わっていく数字だけが偉そうなこの建物は、清潔なだけでとても冷たく、忙(せわ)しいだけでなにも美しくないと思う。

あの夏の日からこの冬の夜まで、優しかったあなたの人生がこんなにもあっけなく揺らいでいることを
少しでも美しいことばで飾ろうと壁に凭れることしかぼくにはできなくて、二十五年分の恩についてただ考えていた。

(病院のモニター装置ってほんとに残酷…)

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  • 電子機器が刻む命の音は、実習中毎日のように聞いていたけれど、それでも慣れなかったの。
    近い将来、働く場所はいのちとこころがふたつでひとつの場所だから、弱音は吐けないのだけれど。
    おもいでにふれて確かめることは、こころによりそうこと。

  • お大事にして下さい。シャア専用ボールさんが1日でも早く元気になるのを願っています。

  • のあ≫
    のあちゃん、もしかして看護学生だったのかな?うちの母と一緒だ…
    ごめんね、病院っていい想い出がなくて(そりゃ当たり前かな…笑)どうしても好きになれないの(´・ω・`)

    でもこうして記憶と向き合う時間が与えられたことはちょっとだけ感謝。のあちゃんもあったかいレスをありがとう。

    焼き鯖≫
    レスありがとう。実はぼくは元気なのです(笑)
    しばらく入院していた祖父が急に体調を崩して病室に駆けつけたときのことで、もう回復はしないだろうけど、まだ命に関わるかどうかはわからない…と云うちょっと宙ぶらりんの状態です。
    ご心配かけてごめんなさい(:_;)