15年間我が家にいた車くんとさよならをしました。
ずっと走っていたし最後の最後まで安全に私達を乗せてくれました。
私は運転したわけではないし、特別大切に扱ってあげられたわけでもないのですが、なんだかとても寂しくなりました。
引っ越しを何度して友達が変わっても、ずっと変わらなかった。他の家電や家具が壊れても、ずっと長持ちした。家族と共に古くもなった。でも、ずっと変わらなかった。ずっと長いこといた大きなものが、初めてなくなってしまった感覚。
喧嘩していても泣いていても、トランクからムカデのでっかいやつが出てきても、車酔いしても。
いつの間にか、うちの車は他のどの車よりも優しい顔をしていると思っていたような気がします。
大切にしてはあげられなかった気がするけれど、本当にありがたかったです。
ありがとう。
CDを抜いて、偶然かかっていたラジオからは、星野源さんのfamily songが最後に流れていました。
家族だよーって言っていたように思えて名残惜しさが増してしまいました。
ありがとう。
大好き、だったんだと思う。
新しい車くん、きっと私が将来免許を取ったら初めて乗る車なんだろうな。両親にとっては人生で最後に買う車なんだろうな。前任と後任のツーショットが忘れられません。笑