「昨日って何の日か知ってる? ライト兄弟が始めて 飛行機を飛ばした日なんだって。 ちなみにその日が…」 そういって笑った私に 微笑んでくれた君の笑みは優しかった 君は忘れていないだろうか その日は私が 君の年を1つ追い越す日であることを いや、忘れているんだろう 誕生日おめでとう、なんて君は 一言も言ってくれないから。 私は次に来る君の誕生日を きっと一生忘れないというのに。