時間の枠から抜け出したい。何故って。
私の周りはいつも慌ただしすぎるんだ。生き急ぎすぎるんだ。
でも、お願いだから待って欲しい。
あなたたちの裾にしがみついた、長い間引きずられてボロボロの私が、
せめて立ち上がるまでの猶予が欲しい。欲を言えば一呼吸おくまで待って欲しい。
そうしたら今度こそはちゃんと、ついていける気がするから。
ううん、きっとついていくから。
息が切れても、転んでも、今度こそ立ち上がるから。
だからすこし、すこしだけ、時間を止めて。