ずっと好きでやっと付きあえて。
君と出会った頃はまだ中学生、幼きまま。
時は過ぎ、
別の高校に通い、たまにしか会えなくて。
それでも幸せだった。
付き合って1ヵ月くらい経ったときに、君は
"お桜とは友だちでいたい"と言ったね。
私が粘っても、きっと君の気持ちは変わらない
だろうから、私はちょっとキザぶった。
"今までありがとう。私の最後のお願い。次に付き合う子は泣かせちゃだめだよ"
ってさ。そして、
"受験がんばれっ!!応援してるから!"って
背中を押したのさ。
彼と過ごした淡さと青さを備えた時間に、
高校生の恋という青春に、
さよなら 君の声を 抱いて歩いていく
ああ 僕のままで どこまで行けるだろう
このフレーズが風にのって
ふわりと消えていきましたとさ
おしまい