たったひとつの言葉で
救われる人がいる
たったひとりの人間を
愛する人がいる
そう思ったら
好きな人が自分を好きなのって
凄い奇跡だなぁって思うの
そんなふたりが付き合ったり
結婚して夫婦になったりするのって
地球一の奇跡だと思うんだ
そしてそんなふたりを
父母にして生まれてきた私たちは
きっと 奇跡の光で満ちているんだよ
だけどなぜか
この世界はどこか汚れていて
その汚れに絡め取られないように
みんな生きている
そんな汚れにまみれた私が
見た光が君なの
汚れている私を周囲は偏見軽蔑拒絶悪意の目で見たり罵詈雑言を浴びせた
でも君は汚れた私を拒絶することもなく
いつもふつうに接してくれた
そのたったひとつの優しさが
私を変え 恋や愛を知った
私が君に返せるたったひとつのものって
なんだろう?
今日もそれを探しに私は旅に出ていったのだ