きみの喉で飽和する酸素
慎ましく生きろとのお達しだろうか
ほほをぬらす雪はまだぬるくて
微熱をうばうつめたさをもたない
世界はきっとうつくしいよ、って
嘘のつけないぼくで本当にごめんね
ふるえる口からこぼれた吐息が
きみの決意を刹那 惑わす
大勢の天使をひきつれて
神様の真似事をするまっしろなひと
罪ほろぼしのような祈りは いつか
きみへの子守唄となる
だれよりさみしがりやだったこと
それでもぼくを愛してくれたこと
世界はきっとうつくしいよ、って
1%の酸素 つかいきってきみは笑った
なんだかお久しぶりです。
知らない間にハタチになったのね。
生と死は切り離すことができないけれど、それでも知らないふりをして生きていること。うつくしいものはいつだって危ういこと…
うまく云えないのだけれど、あなたのことばにはいつも、どうしようもなく惹かれてしまいます。
シャアさん、レスありがとう。そうなんです、いつのまにか大人になってしまいました。
わたしはこうして漠然と年をとるけれど、生きようとしなければ生きられないひともいること。そんな世界は理不尽で全然うつくしくなんかなくて、だけどそれでも、どうしようもないそのすべてを受け入れて笑えるあの子が、わたしにはなによりもうつくしく見えたのでした。