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秋 #10 僕達が恋した (最終話)

秋という季節に、
僕は一体何を見たんだろう。
外では、
秋は着々と深まり、
動物は身を寄せ合い眠る。

この東方の国の秋には、
何か特別な物が宿っているのかもしれない。
日本には、
たくさんの神が居る、
それは岩だったり草だったり柿だったりする。

救われるから信じるのではない、
救われた者が信じたのだ。

ちはやふる
みちゆく風は
野をかける
儚く散った
みことのように

心の在り処を求め、
つきを見る。
穢れに満ちたこの躰で、
穢れに満ちたいのちをみる。
罪の炎に焼かれ、
罪の水に癒され、
罪の儚さを感じ、
罪のために泣く。

彼岸花
毒を煎じて
身を清む

そして、
死と隣り合わせのこの季節に、
君と背を合わせ...

巡り巡って巡られて、
巡り巡って冬になり、
巡り巡ってまだ回り、
巡り巡って穢されて、
巡り巡って清められ。

親愛なるあなたへ_喜萃&勘木&Key-tower&...

P.S.以上で企画『秋』は終了です。
まだまだ秋は始まったばかりです。
みて、ふれて、きいて、あじわって、
秋を貪り尽くしましょう。
僕らはまだまだ童なんだから。
童らしく遊び尽くしましょうぞ。
僕は、
多分すぐ寂しくなってまた何か始めると思います。
その時は宜しくお願いします。
では、
また今度、此処で逢いましょう。

  • 短歌と俳句と詩と溢れんばかりの厨二病
  • お粗末さまでした。
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  • もう最終回ですか! 突然涼しくなって、そこここのオレンジがまぶしくなって、どこか懐かしくて どこか神聖な秋の感じがじわじわしてますね^ ^まだまだ秋は始まったばかり、とあるように またすてきな秋の詩 楽しみにしてます(^○^)

  • >>>カチョフのしゃちほこさん
    レスありがとうございます。それと同時に遅くなってしまいごめんなさい。
    そうです、最終話(の予定笑)です。
    元々は#20くらいで終わらす予定だったんですけど、『ちはやふる〜』の短歌を作ったときになんだかやりきってしまった感じがしてしまったので、予定を変更して終わらせることにしました。
    とか言っときながら、もうそろそろ似たようなものを始める予定なので宜しくお願いします(宣伝乙)。
    改めて、レスありがとうございました。