明けましておめでとうございます。
最近「あけおめ」「ことよろ」という言葉をよく聞きます。
僕はこの言い回しが嫌いです。
新年になったことを祝い、決意を新たに、新年もいい関係を築いていこう、というような願いのこめられた言葉ではないか、僕はそう思っています。
それなのに略したことで、なんだかその思いが形骸化しているように思うんです。
言葉は時代とともに移り変わると言えばそれまでですが、僕としては少し受け入れ難いです。
全く同感です。
僕は基本的に、歴史を通じて守られてきたものは変えてはいけないと思っていますが、普段の日常語に対してとやかく言うことは、もはやできないのかもしれません。
ただ、挨拶の言葉に関しては、先人たちが深い思いを込めて作ってきたものであり、それは日本語の美点の一つです。まして、年の始めの挨拶であれば尚更です。
他の様々な面を見ても、日本人自身が日本語への敬意・誇りを忘れているように思えてなりません。