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破壊と想像。

たまにはもの作りの話をしようかなぁ。
芸術はよく言われることだけども、そもそも作り出すことがもう既に破壊なのではと思ったりもする。

私は絵を描くときに1番好きな瞬間は絵を書き上げたときではなく、これから描くまっさらな白い紙を見つめているときだ。これから何ににもなれるような可能性を秘めていて1番綺麗だと思う。

絵を描くことはそれを壊して、自分の色や形に染め上げる。それは汚いわけでもいけないことでもないけれども、あの白さはそこにはない。

あとは、いかに周りが思っていることを裏切れるか、自分を貫けるか。それは周りの思っていることを壊すことと同じ。


こう思い出すとなにかを壊すことと作ることはとても似てるなと思うのです。だから、壊すのと同じくらい作るのが好きだし、作るのと同じくらい壊すことが好きなのかもしれない。

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  • 僕の尊敬している岡本太郎さんと非常によく似た考え方だと思います。
    あなたが言われるように考えると、芸術というものは、上手で写実的なものほどつまらないものだとも思えてきますね。それよりも、場合によっては見る人に不快感さえ抱かせ、嫌われるようなものこそむしろ良い芸術だと言えるかもしれません。