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朝月夜

昨夜の冷えたコーヒーがうすく残るマグカップ
きみがいたことを思い出すだけの朝だ
なにも言わないことがやさしさだと思っていた
ばかなひとりがいるだけで、今日はやってくる
きみがあいしていた世界をすきになれなくてごめんなさい
何度くりかえして、くりかえして立ち止まって、
戻れない日々はやっぱりいとおしくなんてない
きれいな嘘をつくことができなかった
きみの笑顔をわすれてしまったわたしを
きっときみは迎えに来ない

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