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あたしが太ったのは君のせい

幼稚園のころは玉のようにかわいいって言われてたんだよ
信じられんじゃろ
今はほんまもんの球体だしね
影で力士って呼ばれてるし
どうしてこうなった

「そんな悩めるキミに!この妖精さんがどうしてかを教えてあげるよ!」
「え、あんた誰」
「そう、それは君たちが小学生のとき!君の愛しの彼が!君にミ○キーをあげたことから始まった!」
「話聞けや」
「君は受け取った!そして!君は言った!『あたしお菓子くれる子大好きー!♡』と!」
「…へ?」

あたしが太ったのは君のせい
ぜったい許さないんだからね


「その後彼は!君にお菓子をあげ続けた!
チョ○ボールにア○フォート、きのこにたけのこ、ハイ○ュウに○ーブル、…
そりゃ太るわ」
まじっすか


あたしが太ったのは君のせい
絶対許さないんだから


でもね
心の底では嬉しかったよ
君の好意が
でもね
君がお菓子食べないもんだから
君は凄く細身でかっこよくて

あたしたちまるで鏡のよう


あたしが太ったのは君のせいだけど
君が焼いてくれたアップルパイの味
忘れられないよ
絶対忘れたくない

もう君に甘えないよ
あなたみたいにかっこよくなる
可愛くなるから

アップルパイをご馳走するよ
いっぱい美味しいもの食べようよ
もうあたしに気を遣わなくていいから
あなたのことを大事にしてね
あなたのことを大事にするよ

でもね
たまにはね
たまにはミルキーあげてくれると嬉しい

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